だしママプロジェクト

  • だしママレシピ2019.05.21

子どもがお手伝いできる!親子で作るだしレシピ♪ ②【卵と海苔の味噌汁】

だしの風味がきいていて必要な栄養素がとれ、子どもと一緒に作れる美味しいレシピをママ管理栄養士さんと一緒に考えるコーナーです。

今回は、最初に子供の味覚形成(好き嫌い)について考えていきます。

 

 

味覚を育てる

「子供の味覚を育てる」ことは、いろいろな味の美味しさを知ることでもあります。甘味、塩味、旨味、酸味、苦味などの食経験を通じて学びます。

ただし、甘味、塩味、旨味といった生きていくために必要な味は「美味しい」と感じやすくなっており、酸味や苦味といった味は、食べたら危害が及ぶかもしれないという危険を察知し「美味しくない」と感じるようになっているのです。

しかし大人はどうかというと、苦味や臭みのあるコーヒーや青菜、ピリッと辛いわさびや唐辛子などを美味しいと感じられるようになります。

これは食の経験を通して「安全である」と学習できたからなのです。ですから、離乳食の頃から素材の味をできるだけ与えて、経験値を高めていくことが大切になってきます。

 

「嫌い」を決めつけない

子供がいろいろな食材を口にする中で、食べてくれない食材があるかもしれません。特に青臭いピーマンやほうれん草などを嫌がることもあるでしょう。

食べなかったとしても「嫌い」とこちらが決めつけないことです。こちらが嫌いと決めてしまうことで、子供も「これは嫌いなんだ」と認識し、余計に食べられなくなることもあります。

ですから「今は気分じゃない。」くらいにしておくと良いでしょう。また料理の方法でも変わってきます。

お浸しは食べなくても、炒めたら食べた。お味噌汁に入れたらよく食べるということもあります。

食べられたことを褒め、「どんな味だった?」「食感はどうだった?」などお子様とコミュニケーションを取ることは、食に関心を持ってもらうチャンスです。

子供が嫌いな食べ物も食卓に並べるようにします。家族が美味しそうに食べている姿を見せることで、「自分も食べてみようかな」という食べるきっかけにつながるでしょう。

○○ばっかり食べるというお子様もいらっしゃるかと思います。例えば、味付けごはんを好んでそればかり食べている場合は、時々白いごはんを出すようにすると案外食べたりします。

この繰り返しの学びにより思考が定着していくのです。まずはこちらが焦らずじっくりと食経験を増やしてあげることが必要ですね。

 

濃い味にしないこと

ケチャップやマヨネーズ、ソース、ドレッシングなどの調味料は味が濃く、食材の素材そのものの味を消してしまい味覚が鈍くなる危険があります。

また糖分や油脂の多く含む味も頻繁に食べることやみつきになりやすく、過剰に摂ってしまう傾向にあります。

離乳食の頃からどのような味付けを口にするかで、味覚の発達にも左右してきます。

おすすめは離乳食からだしの旨味を繰り返し食べることは味を学び受け入れ味覚の形成に役立つと考えます。

特にこんぶやかつおだしなどの旨味を離乳食のうちに感じさせることで、将来的に食が乱れたとしても立ち返りやすく健康な食生活を送れるようになるのです。

 

よく噛んで味を感じる

味は舌の表面にある味蕾により感じるようになっています。味蕾が味をキャッチすることで、味覚神経を通じて脳へ刺激が行き、味を感知するのです。

食べ物を咀嚼し唾液と混ざり合ったのもが舌にある味蕾に触れることで、味を感じるようになっています。

「モグモグ」や「カミカミ」の声がけと共に味を十分に感じてることでしょう。

 

 参考文献

 ・子供の味覚の育て方(日東書院)

 ・子供の味覚を育てる 親子で学ぶ「ピュイゼ理論」

 

 

 

「卵と海苔の味噌汁」のレシピ

それでは、子どもの味覚形成に役立ち、子どもと一緒に作れる、やいづ善八のおだしと卵を使った「卵と海苔の味噌汁」のレシピを紹介します。

余計なものを含まない上質なかつおだしパックを使ってつくる美味しいレシピで、お子さんと一緒に楽しくお料理してきましょう!

  

卵と海苔の味噌汁2.JPG

材料(2人分)

卵...1個

海苔...1/2枚

小ねぎ...2本

鰹だし(枯節)...300ml

味噌...大さじ1

今回のレシピに使用した「やきつべのだし 鰹だし(枯節)」の詳細ページはこちら

 

作り方

1.工程完成.jpg

1.卵は割り、ほぐす。

3.工程完成.jpg

2.海苔は手でちぎる。

3.工程完成.jpg

3.小ねぎはキッチンバサミできる。

3.工程完成.jpg

4.鍋に本枯節だし汁を2/3入れ火にかけ、残りはボールに入れ味噌をとき鍋に戻す。

クツクツしてきたら卵を加え弱火で加熱し、海苔と小葱を加える。

 

 

 

ポイント

・包丁を使わないレシピのため小さなお子様にも安心して任せられるレシピです。

・味噌を加えた後はグツグツ煮すぎないように気をつけましょう。だしの風味がきいていて必要な栄養素がとれ、子どもと一緒に作れる美味しいレシピです。

 

 

料理家紹介

金子明子金子あきこ

管理栄養士、節約美容料理研究家

集団給食施設の献立作成、衛生管理、企業様向けレシピ開発やセミナー、コラム執筆、メディア出演等を行う。2児の母。著書「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)

HP https://akiko-kaneko.com

<食育への思い>
子育てをしていて感じることは、兄弟によっても食の好みが違ったり、食べてくれないものがあるということ。でも「苦手」や「嫌い」を大人が決め手はいけないな。というのが、自分の子育てを通じて得たことです。そんな思いを込めた私のレシピが、皆さまのお役に立てれば幸いです。