5月22日(水)に、だしママサロンが開催されました。
だしママサロンは、だしを通じた食育の推進や日頃子育てをしている方のお悩みを解決していくためのイベントです。(開催スケジュールはこちら)
今回はだしママ講師の沼倉真宝子さんが講師となり、埼玉県戸田市の戸田中央産院でだしを使った離乳食講座を開催しました。
だしママサロンは、初期編・中後期編・完了期編と3シリーズを開催しています。今回はその中の「中後期編」の講義でした。
最初に離乳中期・後期の講義資料を基に、子どもが食べるのに適した食材やその大きさや形、離乳食の進め方、離乳食でのだしの活用の仕方を学びました。
参加者の皆さんはびっしりメモを取って一生懸命講座を聞いていました。講義では離乳食を食べさせる姿勢や口の動き、手づかみ食べ等について、赤ちゃんの人形を使った説明がありました。
次に参加者全員で、味噌汁の飲み比べをしました。
(A)お湯+味噌の味噌汁
と
(B)だし汁+味噌の味噌汁
とを内容を秘密にして飲み比べました。参加者の皆さんは味の違いに驚き、さらに味噌の量が同量ということに驚いていました。
だし汁を使うと香り豊かでとても美味しく、(A)よりも(B)の方が、味噌の味が濃く感じます。だしを使うと美味しいと頭で分かっているものの、飲み比べをすると大差があるのですね。
受講後のアンケートでは、「全然違った」「だしを活用し、美味しいごはんを赤ちゃんに作ってあげたい」といった声がありました。
次に、かつお節、昆布、野菜のだしの取り方や活用の仕方を実際に目の前で調理するデモンストレーションがありました。
大人の食事からの取り分けレシピと称し、大人の食事からそれぞれ中期・後期に適した食事作りをデモンストレーションでした。
味見をすることで、食材の大きさや触感、味付けを実際に知ることができました。
最後の座談会では、管理栄養士が各テーブルに入り、個々のお悩みに丁寧に回答してくれました。
周りのママも同じような悩みを抱えていると感じられて安心感が得られた参加者の方もいらっしゃいました。不安の解決だけでなく、ママの拠り所・居場所となるような教室でした。
今はインターネットの普及で、いつでもたくさんの情報が得られます。便利な反面、情報が多いからこそ、悩んでしまうこともありますよね。
そんな時は、肩の力を抜いて、ママが笑顔で楽しむことが大切です。離乳食を作るのに少し慣れてきた頃からで良いので、だしを使用すると簡単でとっても美味しい離乳食ができます。
旨味は、赤ちゃんをうっとり顔にさせるとも言われています。誰かと共に食べる「共食」も食べる力を育みます。家族で楽しく美味しい食卓を囲むのが最高のご馳走ですよね♪
沼倉 真宝子さん
管理栄養士/調理師/離乳食アドバイザー/だしママ講師/もぐもぐSALON講師
産婦人科の管理栄養士として、"笑顔のために"食事を通し、出産・育児に寄り添います。
だしママについて詳しく知りたい方は「だしママPROJECT」ページから。