だしの風味が効いていて必要な栄養素がとれ、子どもが喜んで食べてくれる美味しい時短レシピを、ママ管理栄養士さんと一緒に考えるコーナーです。
毎日の食事作り...子どもたちのお腹が減ったタイミングに合わせて、慌ただしい時間になることが多いのではないでしょうか。
そんなとき、味が決まらない、何かが足りない、と味付けに悩んで時間が過ぎていくと、ママのストレスは増すばかりです。
手軽な万能調味料を使うのも解決策のひとつですが、添加物や塩分を考えると、子どもたちへのご飯には使用を控えたいものもあります。
そんなときのおいしい料理の決め手は、適度な塩分も大切ですが、うま味を上手に活用することです。
「うま味」と言われるものには、種類がいくつかあります。うま味はさまざまなものに含まれています。
代表的なものは、鰹節のイノシン酸、昆布のグルタミン酸、干し椎茸のグアニル酸などです。
これらのうま味成分は組み合わせが複雑になるほど、相乗効果を発揮すると言われています。
昆布だけよりも、昆布×鰹節の方がうま味が深くなるということです。
うま味の相乗効果を最大限に利用すれば、味付けの手間も省けて時短を手に入れることができます。
今回紹介するハンバーグは、「やきつべのだし(鰹節)×トマト×きのこ」とうま味のかけ算で煮込まれてできるメニューです。
ハンバーグの下味である少量のお味噌だけで、おいしいハンバーグができあがります。蓋をして煮込んでしまえば、あとは待つだけ。その間に食卓の準備をして、蓋をあければすぐに盛り付けができる調味いらずのレシピです。
合挽ミンチ...120g
絹ごし豆腐...60g
玉ねぎ...40g
卵...30g
味噌...小さじ1
しめじ...50g
まいたけ...50g
ホールトマト缶...120g
やきつべのだし 枯節...50cc
さつまいも...80g
ブロッコリー...適量
今回のレシピに使用した「やきつべのだし 鰹 枯節」の詳細ページはこちら
1.さつまいもは乱切りし、ブロッコリーは小房に分け、それぞれ蒸して火を通しておく。
2.玉ねぎはみじん切りにし、しめじとまいたけは食べやすい大きさにほぐす、ホールトマトは軽くほぐしておく。
3.ボールに、合挽ミンチ、絹ごし豆腐、玉ねぎ、卵、味噌を入れ、まとまるまで混ぜ、4等分して小判型にし、フライパンをあたため焼く。
4.焼き色がついたらひっくり返し、だし、ホールトマト、蒸したさつまいも、しめじ、まいたけを入れ、蓋をして約10分煮込む。
5.器に盛り、ブロッコリーを添える。
・絹ごし豆腐は、水切りなしで混ぜるだけです。
・うま味の相乗効果で難しい味付けいらずの時短レシピです。
洋食は、高塩分・高カロリーのものも多く、毎日続くと体への負担が心配です。塩分と脂質をコントロールし、おいしく健康的に楽しめる内容にしていきましょう。塩分はうま味を引き出せば減らすことができます。うま味の相乗効果を積極的に活用しましょう。
脂質は今回紹介したレシピのように、豆腐を合わせてお肉の割合を減らすことで、カロリーオフにすることができます。カリウムが豊富でうま味も期待できるお野菜も、意識的に取り入れていけるとよいですね。
子どもたちにとって、一緒に食べるママの笑顔が、何よりもすばらしいおいしさになります。
休む間もなくやってくる毎日のごはん支度に疲れてしまい、笑顔になれない食卓、そんな日もあるかもしれません。しかし、時短でおいしいテクニックを覚え、ごはん支度に楽しさが増えると、自然とみんなが笑顔になり、家族そろって楽しい食卓を迎えられる日がどんどん増えていきます。
まずは、おだしを活用して時短を手にしていきましょう。これからも忙しいママを応援していきます。
だしママについて詳しく知りたい方は「だしママPROJECT」ページから。