だしママプロジェクト

  • 専門家コラム2020.06.30

無添加・無調味の「だしプレッソ」で幼児食をもっと楽しく!【後編】

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1. 幼児食とは

幼児食は離乳食が完了する1歳半~5~6歳頃までの子供の発達にあわせた食事のことです。幼児期は噛む力や消化能力がまだ発達段階なので、大人と同じ食事では食べにくく、年齢に応じた配慮が必要です。具体的には、子供の歯や噛む力・手指の発達、心理面の様子を見ながら食材のかたさや大きさ、味つけの濃さに配慮していきます。

 

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幼児食は子供にあった食事=子供がうまく食べられる食事です。幼児食を食べることで、子供は楽しい食の経験を増やすことができ、その経験は食に対する興味関心につながります。こうした一連の食経験が、その子供の食の土台作りの基礎となり、健康な成長の助けとなるのです。

 

幼児食でだしを使うメリット(味覚の発達や将来の健康を考えて)

幼児期は味覚の形成にも大事な時期です。この時期に濃い味ばかりを食べると、味覚が正しく育たず、未発達の体に負担をかけてしまう恐れもあります。また、将来的にも濃い味を求め続け、生活習慣病や肥満のリスクも出てきてしまいます。そのため、味覚を育てるためにも幼児食は薄味が基本です。しかし食材のみの味、単に薄い味つけでは子供も飽きてしまいますし満足いきません。

そこで幼児食でだしを上手に利用してみましょう。だしはおいしさの素、うま味がギュッと詰まっていて香りも豊かなので、薄味でも十分満足のいくおいしい料理に仕上げることができます。また、子供の頃からだしに慣れ親しむことで、幼い頃の懐かしい味や香りとして記憶されます。その記憶が重要で、成長しファーストフードや濃い味つけを好むようになったとしても、その後また自然と幼い頃に経験した懐かしい味つけに戻れるようになるのです。将来の健康のためという意味でもだしを使うメリットはあるのです。

 

2. 幼児食での使い方①

離乳食と同様に幼児食でも、昆布だしはヨウ素の量の観点から、使用する際の量は医師または管理栄養士などの専門家にご相談ください。幼児期になると多くの子供に食べ物の好き嫌いが出てきます。この時期の好き嫌いは食べ物の味だけで決まるのではなく、匂いや見た目、口触りや食べやすさなど、様々な要因が関係しています。食べないから嫌いと決めつけず、子供が食べやすいように工夫をしながら食卓に登場させ、食べられるようになるのを気長に待ちましょう。

 

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そして、食べやすいようにしてあげる工夫の1つとしてだしプレッソを取り入れてみてはいかがでしょうか。おすすめのだしプレッソの使い方を紹介します。

1つ目はスープです。苦手な野菜はだしで煮てスープにすると独特の香りや味が和らぎ、煮込むことで野菜から甘味が引き出され食べやすくなります。だしはお澄ましやみそ汁というイメージがあるかもしれませんが、実はスープにも相性抜群です。かつおだしはトマト味によくあい、昆布だしはクリームやコンソメの味によく合います。様々なスープのベースとして使ってみてくださいね。

 

3. 幼児食での使い方②

おすすめの使い方2つ目は肉や魚料理での利用です。肉や魚を加熱すると仕上がりがパサパサしがちになります。子供は口を上手に動かして食べ物をまとめることがうまくできないので、パサパサしたものは食べにくく苦手とする子供も多くいます。

そんな時は、焼く時にだしプレッソを少量加えて蒸し焼きにしてしっとりと焼き上げたり、焼き上がった魚にだしプレッソをベースとして作ったあんかけをかけてあげると、口の中でまとまって食べやすくなります。また、肉や魚のうま味とだしのうま味が組み合わさるとうま味の相乗効果が表れ、おいしさもグッと増しますよ。

 

4. 幼児食での使い方③

好き嫌いの克服の他に食事前の空腹を満たしてあげる、そんなだしの使い方もあります。夕食の時間が遅くなってしまうことってありますよね。大人なら調整できる空腹感も子供はそうはいきません。夕食前に空腹が我慢できず、ついついお菓子を食べてしまうなんてことはありませんか。

そんな食事前の空腹には、だしプレッソとお湯を1:2の割合でカップに入れて、しょうゆと塩を少量加えた即席お澄ましがおすすめです。

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お菓子だと量の調整がつけにくく、砂糖や油が多くて腹持ちが良いのでその後の食事に影響が出てしまいますが、温かいお澄ましは空腹のお腹を落ち着かせても食事に大きな影響は与えません。また、だしの香りはリラックス効果があるともいわれているので、空腹のイライラした気持ちも落ち着かせてくれます。花麩やまり麩を浮かせてみると、子供も喜ぶ見た目のお澄ましに変身します。もちろん、食事の際の一品にもなるお手軽メニューです。ホッとした気持ちになれるので、大人のリラックスタイムにもおすすめですよ。

 

5. 子育て中のママへの一言

子育て中のママへ、毎日お疲れさまです。育児だけでなく、家事に仕事にとママは毎日大忙し、食事の準備はパパっと終わらせたいですよね。けれども子供の食事は色々とお悩みもつきものです。このコラムは子供と食べる毎日の食事にだしを取り入れ、どう工夫したらママの負担を軽くできるか、お悩みを減らせるかを考えて書きました。参考になることが1つでもあれば嬉しいです。

最後に皆さん、食事の内容はもちろん大事ですが、ぜひ親子で食事の時間を楽しむことも大切にしてください、笑顔あふれる食卓は心と体を満たしてくれます。

  

  

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管理栄養士 野口友美さん

食生活アドバイザー。保育園給食の献立作成・食育・調理を経験。その後、大手食品会社の流動食等の相談、特定保健指導の業務に携わる。学生時代は食物アレルギーの研究、料理教室のアシスタントを経験。現在は離乳食や500kcal献立の料理教室、食育ワークショップを開催。

管理栄養士・栄養士を応援するサイトEatreatでも、イートリスタとして活躍中。紹介ページはコチラ

 

 

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