• 焼津のこと 2019.07.26

歴史ある魚の町に、灯るあんどん

私たちの発祥の地である焼津浜通りは、焼津海岸の南北に連なる3つの村を総称した名で、焼津水産業の発展の地として古くから知られています。

明治の頃、南の鰯ケ島村、北の北新田村には、漁師や漁業を営む人が多く住んでおり、中央の城之腰村には、加工・販売を営む魚商人が多く住んでいました。

初代・村松善八は、この城之腰で明治初年に鰹節製造を家業としました。

浜通りは八雲通りとも呼ばれていますが、これは明治30年頃から小泉八雲が焼津を気に入り晩年まで夏の間この地を訪れていたことに由来しています。

現在は、八雲が滞在した家の跡地に記念碑が建立されています。

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やいづ善八/マルハチ村松 浜通り店は、大正6〜7年頃建てられた建物で、自宅兼鰹節製造所として使われていました。

鰹節の技術習得を目的に、各地から人々が修業に訪れ、従業員と合わせると最盛期には100名を超える人が働いていました。

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2008年から毎年8月に開催されている「浜通り夏のあかり展」も、歴史あるこの地域にしっかりと根付き、多くの方が楽しみに来場されるイベントとなっています。

今年は8月2日(金)〜4日(日)まで、手作りのあんどんや竹の灯籠が浜通りを彩ります。

浜通り活性化フォーラムが主催となり、2年ぶりの「あんどんマルシェ」も同時開催されることとなりました(2日、3日のみ)。

「夏のあかり展」、そして焼津をさらに盛り上げようと、地元の銘店や、県内外のマルシェ人気店が集います。

やいづ善八の母体であるマルハチ村松も出店し、「やきつべのだし」をたっぷり使った「だし香るひやむぎ」の販売を行いますよ。

皆さまのお越しをお待ちしています。

あんどんマルシェ 出店のお知らせはこちら。

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