• 焼津のこと 2017.11.16

日常に寄り添うメロディー 焼津市イメージソング

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平日の午前7時30分と午後4時30分、焼津では毎日同じ音楽が町に響きわたります。

この音楽は、普段尋ね人や交通安全の啓発などに使用されている同報無線から流されているものです。

災害が起きた時など緊急の場合の放送に備えて、日頃より無線機器やスピーカーが万全に機能しているかを点検するために、1日2回定時通報として音楽が流されているのだそうです。

この定時通報で使用されているのは、さとう宗幸さんが作詞・作曲された焼津市のイメージソング「今、潮騒のまちへ...」という楽曲です。

この楽曲は、潮騒の町・焼津で暮らす「君」が「私」へと送った、故郷の景色を描いた手紙のフレーズが中心に歌われています。

「私」はその手紙を読みながら浮かんでくる情景に思いを馳せて、「君」と「君」の住む町を想うのです。

歌詞の中には、焼津を表す古い言葉の「やきつべ」という表現も登場しています。

ですが、毎日流されている音楽は編曲されたもので、歌詞が入ったものではありません。

メロディーに馴染みはあるけれど歌詞がついていたなんて知らなかった!という人も実は多いのです。

耳に親しんだやさしいメロディーは、焼津の人々の日常に寄り添い、見守ってくれています。

今日一日の始まりにエールを送り、無事に1日が終わったことを知らせてくれるのです。

素敵な歌詞にも描かれたこの焼津の町で、私たちは日々の生活を送っています。