• だしと私 2019.01.08

vol.4 フリーランスPR 佐藤果林さん

写真1.jpg

 

食いしん坊の娘のために

毎日せっせと手料理を

ファッションを中心にフリーランスでプロモーションを手掛けるPRとして活躍しながら、2歳の娘を育てている佐藤さん。娘は小さなからだでびっくりするほどたくさんのごはんをおいしそうに食べる、大の食いしん坊。その姿は佐藤さんにとって、眺めているだけでにっこりしてしまう、幸せそのものです。

 

「娘が食べることが大好きだから、ごはん作りがとっても楽しい。もともと料理は好きでしたが、こんなに毎日料理するようになったのは、子どもを産んでからですね」。

 

聞けば子どもの頃から、お母さんが料理する横に立ってお手伝いしていたという佐藤さん。とはいえ、会社員として働いているときは、外食がほとんどだったと言います。

 

「毎日忙しかったし、友人たちと呑むのも好きだし、自炊は週末にするくらいでした。だから調味料が使い終わらないうちに賞味期限切れになったりと、食材を無駄にしてしまうこともたびたび。自炊するにしても、ぱぱっとできるつまみ系とか生野菜のサラダという感じで、今、毎日作っているおかずとは全く違う感じでした」

 写真1-2.jpg

今、娘のために作るのは、滋味深い家庭料理。

生野菜よりは、煮た野菜を。胃もたれしないよう、油ものは控えて。

そんな小さな子どもに合わせた料理をするうちに、和食が増えてきたそう。

 

育児とともに

和食とだしの存在感がアップ

「妊娠前に懐石料理教室に行っていたのですが、その先生に『子どもを産むんだったらカルシウムをたくさんとったほうがいいよ』と言われて、いわしの削り節でだしをとるようになりました。料理のWebサイトで、削り節を耐熱容器に入れて、お湯を注ぐだけで気軽にだしがとれることも知って、ときどき手抜きをしながら試してみたり...。そのうち、出産のお祝いや手土産でだしをもらうことが増えて。やいづ善八のだしパックも、友人がくれて知ったんです」

 

使ってみたら、パックの手軽さにびっくり! 

 

「添加物や塩分が無添加なのもいいですよね。以前はちょっと気にしていた程度だったけれど、今は添加物を使っていないもののほうがおいしいと感じるようになって。小さな子どもに、添加物を与えるのはちょっと罪悪感があるし、カフェで働いた経験から、おいしいものに前より貪欲になったというせいもあるかもしれません。また、忙しい時期はどうしても外食が増えるから、家ではなるべく素材を活かした自然なおいしさを味わいたいと思っています」

 

娘はゆでたブロッコリーが大好き。そんな娘のために、野菜を煮るときは、水ではなくだしを使うようにしているそう。

 

「だしの香りがあるとやっぱりおいしいから、あとは塩だけで十分かなと。やいづ善八のだしパックは、すごいおいしーい! っと感動したというよりは、私の暮らしに自然にすっとなじんでいった印象です。どんな料理に使っても素材の味を邪魔しないし。Webサイトに掲載のレシピが充実しているのもうれしい。頂きものがなくなった後は、フード&カンパニーまで買いに行きました。そのままずっと使い続けています」

 

写真3.jpg

 

 

料理は忙しい日々の

気分転換

仕事と育児の両立で忙しいなか、料理をするのは大変ではないかと聞いてみたところ、「全然!」とにっこり。

 

「野菜を切るのが気分転換というくらい、料理が楽しいんです。だから仕事が忙しいときのほうが、料理したくなります。もちろん料理に使える時間は減るので、展示会が立て込む繁忙期の前は、たくさん作り置きをしておきます。さば缶のトマト煮込みとかハヤシライス、いわしの梅煮などを、娘と夫用に1人分ずつパックにして冷凍。そのまま電子レンジで解凍すれば食べられるようにしておきます。冷蔵庫に作り置きがないと、不安で仕方ないですね」

 

上手な手抜きも、忙しい日々を乗り切る知恵。

普段の日々も、夕飯の支度は1から作るというよりは、朝に準備したり、作り置きを利用。夕食前は、20〜30分で仕上げるようにしていると言います。

 

「やっぱり娘が帰ってきてからは、あまり長くは待たせられないから、保育園のお迎え前に少し作っておくとか、お味噌汁は朝、作っておくことも多いですね。副菜とか煮込み系のメニューは2日続けて出すこともありますし、ごはんは2、3日分をまとめて炊いておきます。急いでいるときのために、市販の無添加のしゅうまいなどを買い置きもしていますよ。娘が待ちきれないときは、味見させてあげるとすごくうれしそうに満足してくれるんです」

 

写真4.jpg

 

得意料理は? と聞いてみたところ、

 

「なにも考えたくないときは、かぼちゃのそぼろ煮をよく作りますね。だしもとらないでできる簡単料理(笑)。たっぷり作って、2、3日めはグラタンにしたりも。お味噌汁かスープと、なにかの煮物、お魚やお肉、という感じが多いかな。料理本や、レシピが載っているWEBサイトをよく見ます。お気に入りのサイトは、白いごはんに合うおかずが丁寧にたくさん載っていて、それをアレンジして作ることも」

 

やいづ善八のレシピブック(Webサイトにも同じレシピを掲載)も、参考にしているとか。

 

「いろいろな料理が載っているけれど、和食ばかりじゃないんですよね。鰹だしで洋食を作るのもおいしいと知って、和と洋のあいだのような料理を作ることが増えました。昨日もかぼちゃのポタージュをだしパックで作ったんですよ。いつもはかぼちゃを煮て牛乳でのばすところを、メイン料理がグラタンだったので、鰹だしでのばしたんです。さっぱりとしておいしかった!」

 

写真5.jpg

 

 

新しい料理への

チャレンジも楽しい!

新商品の「深み鰹白だし」についても、気になっていたという佐藤さん。

 

「他のメーカーの白だしを使ったことはあります。すごくラクだなあとは思ったけれど、化学調味料とか添加物が気になってしまって。「深み鰹白だし」は、無添加なのがうれしい。だしの風味を味わえるよう澱をそのまま残しているという話にも納得です。というのも、天然成分で作られた香水のPRもしているんですが、同じように成分が沈殿するものがあるんです。なんとなく通じるものを感じますね」

 

実際に「深み鰹白だし」を使ってみた感想も聞いてみました。

 

「お気に入りの上質なオイルサーディンでパスタを作るときに、「深み鰹白だし」で味付けしてみました。塩だけで調味するより、奥行きのある味わいになって、おいしかった! いつもシンプルな味付けばかりになりがちなので、バリエーションが増えて、ごはんを作るのがまた楽しみになりました」

 

写真6.jpg

 

 取材・文/藤井志織

プロフィール

佐藤 果林

フリーランスPR。

ファッションを主軸とするPR会社に立ち上げ期から10年間在籍した後、フリーランスとして独立。

現在は2018年春に日本初上陸したLA発のビーガンフレグランス"ORRIS PERFUMERY"など、ライフスタイルやファッションに関わる国内外の各種ブランドのPRを手掛けている。2歳の娘の母。